ブラック会社で色々と学びました。

前の職場がまさかの雇用保険未加入で、

職安や労基へ連絡したり実際に足を運んで行政の方とお話したりと

かなりバタバタしていましたが、

とりあえずそちらの方も終着点が見えてきています。

 

 

職安や労基から

「会社が悪質すぎるので、何かしら請求や訴えを起こしてみては?」と

提案されましたが、こんな会社に時間と労力を割くのは損だと、

自分は悪くない、あいつが悪いと騒いでいる会社に対して

正直なところあんな大人にはなりたくない、

人間としてカッコ悪いと強く思いました。

 

色々と未払いだったり腑に落ちない部分も多々ありますが、

それはもう手切れ金としてきっぱり縁を切ろうと思います。

 

職安も労基の方々も、とても親身に対応して下さったし、

「あなたは悪くない、悪いのはやはりブラック会社である」と

きっぱり言って下さったので、

入社してから今日までの違和感は間違っていなかったと、

この一年は決して無駄では無かったと思います。

 

2社のブラック会社を経験し、会社という組織や経営の難しさ、

また従業員を雇うという事はとても覚悟のいるものだと感じました。

以前に色々と相談に乗って頂いていた方が

「従業員を雇う事は養子を迎え入れるのと同じ」とおっしゃっていて、

とても心に響きました。

 

また、「何も知らない」「何も行動に起こさない」という事は

損であると思います。

もっとネットや本、経験者に相談してみたり、

職安や労基に電話しておけばよかったなと反省しました。

労基の方も、

「もっと早くに来てくれたら良かったのに」とおっしゃって下さり、

確かにその通りだと思いました。

 

私がもっと勉強して、勇気を出して職安や労基や社労士さんに

相談していたらきっとここまで酷い結果になっていなかったです。

ただ、その狭い環境にいると感覚が鈍ってしまって、

何が正しいとか何が正しくないのか判断できなくなるのも現実です。

でも、やはり客観的に物事を見ることが困難なのであれば、

職安や労基、社労士さんに相談するのが一番早いと思います。

 

自分が納得いくまでとことん相談して、色々と調べてみて、

自分の中でストンと納得できる答えが出てくると

「あれ、私の悩みってこんなにちっぽけな物だったんだ」と

思える時が来ると思います。

 

「会社を辞める=逃げる」では無いです。

自分が楽しいと思える環境、

一緒にいて頑張りたいとか心地よいと思える人が

たくさんいる環境に移動するだけ。

それを「逃げた」とか「悪いこと」だとか騒いでる人たちは

勝手にそっちで騒いでいればいいと、

きっぱりと断ち切れば良いです。

 

私たちが思っている以上に、労働者はきちんと法律で守られているし、

職安や労基という大きな味方が居ます。

半年前の自分に、言い聞かせてあげたかったです。

 

 

 

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